親指が脱臼してしまった!

転んで手をついたら、
親指が動かない!!
小学生低学年
不意に転んでしまい、地面に手をついた時から、
親指を妙に痛がってたんです。
きっと親指に負担がかかってしまったんだろうと思いました。
でも、転んだときは良くわからなかったらしいです。
私が見る限り、親指が見た目でもわかるくらい、
変な方向に曲がってるし、
親指が全く動かない状態でした。
これは、脱臼してる可能性もあるぞ、、、
なんて思いつつ、話の続きを聞いてました。
そして、レントゲンをとってみると、、、
親指が脱臼してました!
そのレントゲンがこれです。
※本人と親御さんに了解を得ています。
黒い矢印の部分がかなりずれてるのが分かると思います。
お医者さんも脱臼と認めてます。
ここからが、私のやるべき仕事です。
何をするかと言いますと、、、
脱臼をほねつぎ(整復)します!
骨を引っ張らないと、脱臼はもとに戻らないんです。
かなり痛い施術になりますが、
こればっかりは頑張ってもらわないといけないのです。
私も心が痛いのですが、
患者さんの為に、心を鬼にして引っ張らせて頂きます。
いつも、ほねつぎ(整復)するときは心が痛みます。
引っ張ってる最中は、目の前で泣き叫んでますからね。
でも、これをしないと、本人が元気になれないと思い、
なるべく良い方向に引っ張ってます。
唯一の救いが、脱臼の場合、うまく関節に入ると、
その場で痛みがほぼなくなるんです。
あんな痛がってたのがウソみたいになくなるんですね。
これが唯一の救いなんです。
そのあとは、固定は必要なんですが、
患者さんから、「もう痛くないのになんで固定するの?」
って良く聞かれます。
固定する理由は何故か?
脱臼すると、関節に関係する靭帯に傷がついてしまい、
関節を保護してる靭帯などの組織が弱くなってしまうから、
怪我をしやすくなってしまうんです。
その組織を修復するために、固定が必要なんです。
だから、この男の子にも固定しました。
期間は3週間です。
あっ!すいません。
脱臼の整復後のレントゲン写真や、
固定の写真を撮り忘れました。。。
そして、3週間たってどうなったかと言うと
何の不自由もなく、無事に卒業していきました。
後遺症もなく卒業してくれて嬉しく思います。
怪我して、後遺症が残ってしまう方が結構います。
なるべく、後遺症を残さないように細心の注意をしながら
施術にあたってます。
怪我した時は、ほっとかないで、
すぐに施設にいって調べてもらった方が良いです。
ほっとくと、あとになって辛い思いをしてしまいますからね。
病気もそうですが、違和感があったらすぐに診てもらいましょう。
今日も、
あなたの『痛い!』を手助けできる施術家の健康ブログでした。
ありがとうございました。